まじめなお話
自分がバイトしていた時に、いつも思っていました。
「自分は、大きな機械の中にある小さな歯車か、もしくはねじの1つなのだろう」
考えるのが好きなので、会社のシステムそのものに対して「こうすればいいのに・・・」と感じることが多々ありました。
でも、
「まあ、バイトが何を言っても仕方がない。」
と、軽く水に流すようにしていました。
末端にいたからかもしれませんが、その会社の上のほうは「自立した個の集団」というよりは、
「混沌とした大きな塊」かなぁと決め付けてしまったせいだと思います。
ところが・・・
私が勤めたのは田舎の小さな支店でしたが、そこにいたのは不思議なくらい優秀な人ばかりでした。
むしろ、こんな少人数でこれだけの仕事を処理できるのは、ひとえに彼らの能力のおかげだと思います。
まさに「自立した個人が集まる強い組織」そのものでした。
一人一人が自分の仕事を持ち、ある程度自らの判断で動き、時には他の人の仕事を手伝う・・・。
私は、そこで「全の中の個が持つ自由」を知りました。
組織の一部である限りついてまわる制限。
その中で、どれだけの自由を見出せるか。
どこまで、自分の判断に頼ってもいいのか・・・
仕事を覚えるまでは、毎日社員さんを質問攻めにしていました。
しかし、ある程度わかるようになってからは、予想外のことが起きた時、できる限り自分で対処するようにしました。
本当に無理なときは、社員さんに助けを求めましたが、今までの経験を元に、
「たぶんこんな感じかなぁ・・・」
と、かなり好き勝手にしていたと思います。
もちろん、後で確認を取るのは忘れませんでしたが・・・
たくさん失敗しました。
思うようにならなくて、悩んだり、一人で泣いたり・・・のたうちまわってました。
それでも、自分の判断を信じる勇気を持つことができて、いい経験になったと思います。
会社に勤める。
組織に属し、一部として働く。
私にとってそれは、
「与えられた仕事をこなす責任」
「全の中の個としての自由」
「自らの判断で動く勇気とそれに伴う責任」
というふうに変換されます。
トラックバックした記事のように、自分の意見を聞き入れてくれる環境があることは、とても喜ばしいと思います。
少なくとも、自分の考えで動きたがる私にとっては。
忠実な歯車として、指示通りに仕事を完璧にこなす人も、自分の考えを持って行動に移していく人も
どちらも組織には必要不可欠だと思います。
多すぎても少なすぎても・・・バランスが取れないのが難しいところですが・・・
ただ・・・
私という人間は、画鋲が敷き詰められた広い道と、両側が壁に挟まれた狭くて舗装された道なら、
間違いなく前者を選ぶのだろう・・・
そう思いました。
Even if I heard you saying, "There is no room for you,"
I would make my skin thicker and keep going.
I used to think that I couldn't do anything.
But which means I hadn't been strong enough to follow my heart.
Now, I'm preparing myself to go forward.