カラカラの世界 Vol.2-1(Lunch at Wynn) | ぶたすずめはどこへゆく 

カラカラの世界 Vol.2-1(Lunch at Wynn)

現在、家主さんはノートパソコンのカスタマーサービスに電話中。

なにやら・・・ちょっと大変そうです。


ちょっと・・・ご機嫌斜めになってきてるかも・・・?





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Monday, June 13, 2005



目が覚めたのはお昼の1時くらいでした。

分厚いカーテンの隙間から、あっかるい光がばしばし入ってきてまぶし~

目をしょぼしょぼさせながら体を起こして・・・


ため息。


寝ただけでは全快できなかったようです。

とりあえず吐き気はなくなって、頭痛とめまいはましになりました。

・・・なりましたが、いつぶり返してもおかしくはない状態。

しかも、今日はラスベガス観光。

ずっと涼しい室内にいるのなら、悪化することはないとは思いますが、炎天下の中歩けるかどうか・・・



うーん・・・大丈夫かな?


いや・・・むしろ、全然だめだめなコンディション




で・す・が!!





気合です!!


旅行は気合で乗り切れば何とかなる




というわけで、心配そうな家主さんを


「大丈夫大丈夫。えへへ」


とごまかして、いざ出発!!




外に出た瞬間、熱気でふらっとなったのは間違いなく気のせいです




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家主さん「とりあえず飯食うか」



ということで、最初に向かったのはできたてぴちぴちのホテル「Wynn 」。
4月28日にオープンしたばかりの、シンプルなチョコレート色の建物が印象的です。

一番目を引いたのが、ホテルの前にある看板。

Wynnの文字の入った看板がその下にあるスクリーンの映像が変わるたびに、上下に動くのです。


シンプルで個性的。

ラスベガスのこってりとしたホテル群の中では、異彩を放つ新入り君。

しかも、私好みのチョコレート色。



気に入った!!





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とりあえずSelf-parkingで車を駐車して、ホテルの中に入りました。

外の熱気を切るように入ってきた冷気に、


「ああ・・・涼しい・・・」


と思った瞬間、目の前に現れたのは・・・



私「おっ?」





フェラーリのショップ。(FERRARI-MASERATI)





うぉぉぉぉぉぉぉぉ


驚きながら、そのままなだれ込み。



店内の奥のほうにはさまざまなフェラーリが4~5台ほど展示されていて、その手前で、

Tシャツ、コップ、バックから車の部品らしきものまでがごろごろ置かれていました。




私「フェラーリのショップがこんなところにあったんだね。」

家主さん「だな・・・」



涼しいところにいるのもあって、いきなり元気になってしまった私。
見事なフェラーリ効果。

って・・・フェラーリ好きなわけではないのですが・・・


「これ一台で家買えちゃうんだもんね~」


と思うと、展示されていた車を妙にじっくり見てしまいました。



それからしばらく店内を物色。

何も買う物はないなぁ(あたりまえ)と思っていたのですが、

唯一フェラーリのリュックを・・・気に入ってしまいまして・・・

すっきりしたデザインで、色、サイズ共に申し分なく・・・

値段も手ごろだったので、バイク乗るとき用にと家主さんに薦めたのですが・・・



「フェラーリのバック背負ってバイク乗るなんて意味わからんし・・・」



と、返されてしまいましたT-T


・・・・・・まあ、よく考えてみるとHONDAのバイクにフェラーリのバック・・・

微妙・・・ですね。

のるんだったら、せめてDucatiとかイタ車じゃないとしっくりこないかなぁ・・・なんて思いました。




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フェラーリショップを冷やかした後、

適当に歩いていたら、お昼のBuffetをしているところにたどり着きました。


一人$20くらいで食べ放題。


悪くはないかなぁというのと、とりあえず何か食べようということで、

とことこ入っていきました。


しかしこの時、私の体調は悪くなる一方で、頭痛も少しずつ悪化。

とてもご飯を食べられる状態ではなかったのですが・・・


食べないと回復しないかも!!


ということで、テーブルに案内された後、お皿を持って好きなものをとりに行きました。



サラダ、スープ・・・から、アメリカ、イタリア、インド、日本・・・

種類の豊富さにびっくり。

もちろんデザートもいっぱい!!(実はこれが一番うれしかった!!)


しかも、生のえびやら魚介類が新鮮で、とてもおいしかったんです!!



私、魚介類(特に生)は苦手で、


「すしが嫌いって、君はそれでも日本人なの?」


とアメリカ人に言われるたびにげっそりしていました。



その私が「やばい・・・おいしいよ」って思うほどなので、結構おいしいほうなんじゃないかなと思います。




家主さんも、


「やべぇ・・・ParisのBuffetよりうまいじゃん・・・ここ。」


「来て早々、一番おいしいところ選んじゃったなぁ・・・」


と言いながら、がつがつ食べていました。




私も好きなものをいっぱい食べれるのがうれしくて、ついつい甘いものばっかり選んでしまい、

家主さんに、


「なんで毎回デザートもって帰ってくるの?」


と指摘され、肉や魚や野菜を押し付けられてしまいました。



しくしくしく・・・


だっていっぱいあるんだもん・・・





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しばらくのーんびりと食べていると、突然「きゅおーーん」と警報が鳴り、

天井の青いライトがちかちかし出しました。



なんだなんだと思っていると、アナウンスが流れ「何かを探知したから調べてまーす」とのこと。


1.それを聞いてやれやれと食事に戻る人。

2.まだ不安そうにきょろきょろしてる人。

3.それがどうしたといわんばかりに追加分を取りに行く人。

4.最初から最後まで無反応


私は1と2の間くらいだったのですが、さすがは家主さん。

青色のライトに興味を示しただけで、食事の手は止まることはなく・・・


ウェイターさんたち並に、警報に無反応でした。




それから、なにやら電気系統にトラブルが見つかったようで、

しばらくの間、新しいお客さんを完全にShut outしてしまっていたようです。


後もう少し、来るのが遅かったら、私たちもここのBuffetを食べられなかったかもしれません。



運が良かったなぁ・・・


しみじみそう思いました。





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Vol.2-2(ラスベガス観光)に続きます。