居眠りトラックとダチョウとエミューと… | ぶたすずめはどこへゆく 

居眠りトラックとダチョウとエミューと…


今日はとりあえず北のほうをちょっと走って、その辺の海辺でお散歩しようということで…


またもや、無計画ぷち旅行発動です。


ラスベガスの記事を早くアップしないといけないのに・・・T-T




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お昼の2時半くらいに出発。
お昼ご飯を食べて、Freeway101Northをたらたらドライブ。

今日も海が青いなぁ・・・と思っていたら、
目の前にぽてぽて走るトラックが一台。



うーん…



どうも様子がおかしい。
じっくり見てみると、右側のラインに寄ったまま走行中。
しかも時々ラインをこえてしまって、あわてて軌道修正。
元に戻ってしばらくすると、また「ふらぁ…」と右に…
それを何度も繰り返していました。



…居眠り運転ですな…



まあ、時間的にお昼ご飯の後、気候はほんわかぽかぽかしてて…

眠いですね…

なんか、私まで眠くなってきそうで…



いやいや、それはともかく、ちょっと心配だったので
居眠りトラックの追跡を開始。



車の中で
「あともうちょっとでRest Areaだよ~」
とか、勝手に言ったり。



しかし、このトラック。
ふらふらしながらも、どこにも止まらずひたすら走るのをやめません。

この辺は草が生えてふかふかしているようなところだから、

少々突っ込んでも大丈夫だとは思うけど…(トラックだし)



危ないなぁ…



そう思いながらしばらく追跡していると、トラックの運転手さんがどうやら眠気を打ち倒したようで、
徐々に運転がまともになってきました。



うーん・・・よかったよかった






ふと・・・


気がつけば、追跡から約30分。




家主さん「これ以上は・・・」



ということで・・・まだちょっと心配ではありましたが、

さらりとFreewayを下りて、居眠り(だった)トラックとさよならしました。




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それから下道をしばらく走っていると、広い草原と…
なにやら首の長いもこもこした物体が、ひょこひょこしてるのが見えました。




うーん…


「ダチョウ?!」



生まれて初めて生ダチョウを見た私は大興奮。

フレッシュだよ!動いてるよ!ふさふさしてるよ!



とりあえず、その場はスルーして、街に行きました。


少しうろうろして、景色を楽しんだり、店を冷やかしていたのですが…





やはり、あのダチョウ達が忘れられない。





ということで、帰りにダチョウ園(?)に急行。


車を降りてからは、ダチョウにまっしぐら。





だちょうだ!だちょうだよ!すごいよ!なんでこんなところで・・・だちょう?




ちょっと興奮しすぎて混乱気味の私。


しかもかなり近づけることが遠目でわかって、さらに感動。




…のはずが





実際は、みょこみょこ首を出してくるし、目はつぶらででかいし(?)・・・





ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・



かなり…怖かったです。






しかも、何が怖いって…まばたきの仕方が怖い。





普通「まばたき」と言うと、まぶたをくっつけたり離したりする行動を思い浮かべると思いますが…

だちょうさんをよーく見てみると、
まぶたは動かないまま、眼球を白い膜が上下にすばやく動いていました。



き…きもちわるいかもしれない。



つぶらな瞳と不思議なまばたきに圧倒される形で、

私の人生初のダチョウ観察は激短時間で終わってしまいました。



それから、すぐそばにあるショップに行って、ふたたびげっそり。


卵から羽から肉から…ダチョウの皮まで…

うーん…


おいてあった卵は、中身を抜いたものばっかりだったのですが、

違う場所に一つだけ中身の入ったものが置いてあって、

持ち上げて、あまりの重さにびびってしまいました。





しかし、外に出て、帰ろうかと車に乗った瞬間、
別のゲージにエミューを発見。

再び車を降りてそちらにとことこ歩いて行くと、
その近くに、なにやら小さなもこもこの物体。




だ…だちょうの赤ちゃん…?




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ちいさぁぁぁぁい・・・


みにまむぅぅぅぅぅぅ



うわぁ・・・うわぁ・・・




誘われるように近づいて、じっくり観察開始。






・・・・・・・・・・

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しかし、よくよく考えてみると赤ちゃんにしては・・・なんというか・・・



私「で・・・でかい?」


家主さん「でかいだろ・・・」(きっぱり)




でかい!
猫とけんかできそうなくらい…大きな姿
(よろよろしてて、ろくに歩けてないけど)
生まれたばかりでそのサイズって…
まあ…親の比率を考えると…こんなものかなぁ…
と、思いましたが…



どんなに大きくても赤ちゃんは赤ちゃん。
かわいい姿してました。



ああ…来てよかったかも。
初めてそう思ったひと時。




それから、エミューのいるところに行って、えさをあげて…
えさのケースをがんがんつつかれて半泣きになったり…(弱)

えさがなくなって、しばらくエミューを眺めた後帰りました。




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ダチョウとエミュー…

本当はオーストラリアの大平原で、のそのそ歩いてのんびり暮らしてるはずだったのに…

こんなところに連れてこられて…




どうなんだろうなぁ…

もう、生まれたときからここにいて暮らしてるから、窮屈とかあんまり思わないのかもしれないけど…




彼らの姿を見ることができてうれしかった反面、
何となく、悲しいような複雑な気分になってしまいました。