最後の夏休み | ぶたすずめはどこへゆく 

最後の夏休み



9月からは社会人の日々が始まります。

それまでにしたいことはとくになかったのですが・・・



今日、友達がずいぶん落ち込んでいたようなので・・・

夜遅くまで話を聞いていました。

これから仕事が始まったら、自分のことでいっぱいいっぱいになるので

今のうちに、心に余裕があるうちに・・・

そんな気分で話に耳を傾けていました。



昔はよく、あれもこれもしなきゃいけないとか・・・

できなきゃいけないんだと思って、当然できなくて・・・

不必要に苦しんでいる時期がありました。

それはそれでよかったと思います。

力加減がわからなかったのだから、仕方がない。



押してみて引いてみて・・・



それを繰り返す日々が積み重なって、今があるのですから。






やばくなったら逃げてしまえ




なんともふざけた発想ですが、今の私はこの気持ちを大事にしています。

こんな風に考えるようになってから、前よりも勇気が出てくるようになりました。

ちょっとした一言に、いつまでも傷ついたり・・・

周りの目を過剰に意識したり・・・

そういうことがなくなりました。



力を抜いて、深呼吸をして・・・

何があっても大丈夫。

死ぬほど落ち込んで気が済んだら・・・

また明日、元気になるから。



まったく違う環境で育った人間たちが集まって社会はできているのです。

ぶつかって、傷だらけになって・・・

ようやく相手のペースがつかめる。

ただ、腫れ物を避けるように付き合っているだけでは・・・

何もわからないままだ。



そう思うようになりました。




嫌われたり理解してもらえないのは、私にとっては耐え難いことです。

けれども、それで傷ついてふらふらになっても・・・

私を支えてくれる人がいる。



だから大丈夫。



ずっと一緒にいたいと思う気持ちを大切に。

けれども、一緒にいられないのなら意味がないと・・・

白黒をすぐにつけようとするものでもない。




常に灰色で良い。


これは、家主さんから学んだことです。


答えのないものに・・・答えを求めてどうする。


見えない未来を必死で予測してどうする。


確かにその通りだと思いました。


人の関係なんて、この先どうなるかなんて誰にもわかりません。





迷惑をかけたくない

重荷になりたくない

そう思う気持ちは貴女なりの優しさの表れかもしれないけど

私が苦しくってふらふらの時

支えてくれた貴女は、知らず知らずのうちに私という重荷と

私が持ち込むものによる迷惑を受け入れていた。

私は、貴女にたくさんの負担をかけてしまったと思っている。

けれども、きっと貴女には

・・・元気になってよかった・・・

その気持ちだけしか残っていないのかもしれない。

だから、私はこれからも謝罪より感謝の気持ちを伝えようと思う。





貴女の目には迷惑や重荷と映るもの。

けれども、それが最終的にどう思われるかは貴女には決められない。

誰もが皆、嫌われたくないし愛されたいからためらう。

足がすくんで本音を飲み込む。



けれども・・・



愛されたいなら、彼独特の愛し方を知ろうとしなければ・・・

自分が愛されているかどうかさえわからないだろう。


案外・・・嫌われるというのはよっぽどのことがない限りありえない。




だから、もう少しがんばってみてほしい。

「ごめんなさい」よりもたくさんの「ありがとう」を

「大丈夫」「・・・だったら別にいいから」じゃなくて

「寂しい」の一言を

素直に伝えてごらん



言わなければ通じないことがありすぎるから

もっと相手に近づきたいから



言葉が生まれたんだと思えばいいよ




また、つらくなったらいつでもおいで。


そのとき、じっくり話を聞けるように心のゆとりを準備しておくよ。







・・・というわけで・・・まあ・・・

私がここまでのんびり恋愛相談所開いていられるのも・・・

家主さんがどっしりかまえてくれているからかなと思いました。


いつもいつも、かまってくれてありがとね。

最近、わがままばっかり言ってごめんね。

うさぎ化してきているようで、危ない危ない。




ちょっと気を引き締めて、明日から準備を始めます!