ぶたすずめはどこへゆく  -6ページ目

カラカラの世界 Vol. 1

やっと・・・旅行の記事をアップできそう・・・と思っていたら・・・

またまた映画を2本も見てしまいました。


うぉぉぉぉぉぉ・・・どっちを先にアップしよう・・・


迷いましたが、新しいほうばっかりをアップしていたら、

大冒険のほうを完全に忘れそうなので、こっちを先にアップしてから映画のことを書こうと思います。





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Sunday, June 12, 2005


一日目は、まずスーパーで山ほどの飲み物を購入。

それから、Freeway 101 SouthにのってLA方面へ。

しばらく走って、iHOPが見えたのでそこで朝ごはんに。


今回のコースは、Freeway101 Southから途中で126に乗り換え、しばらく走ってに乗り換え・・・

14にぶつかるところでそっちにまた乗り換え、ずーーっと走ってると14395になり・・・

またまたしばらく走り続けて、分岐点で190にのりかえ・・・(こんなに乗り換えたんだ・・・)


そのままずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと・・・


走り続けて、最初の目的地であるDeath Valleyに行く・・・・という感じです。



ちなみに、私の家から距離にすると約400mile(約650km)。

休憩を含めて7~8時間かかりました。




Death Valley




これが、Death Valleyに入ってすぐのView Pointから撮った写真です。

家主さんいわく「これはDeath Valleyじゃない」そうです・・・。

水分ゼロのからからに乾いた地表が、まるでかまいたちにえぐられたように

逆三角形にぼこんとへこんでいます。

高いところが大好きな私ですが、さすがにこの谷の深さにはびびりました。


写真では全然なんともなさそうに見えますが、かなり深いです。




それから、ネットにのっていたお勧めスポットの一つ「Sand Dune」を見るため、ひたすら北上。




Rough Road



途中から舗装道路がなくなり、悪路といっても過言ではない砂利道↑を1時間以上走ることに・・・



すごかったです・・・

がこがこゆれすぎて泣きそうでした。



途中で見かねた家主さんが、車の空気圧を変えてくれたおかげで少しはましになったものの・・・

やっぱり・・・怖かったです。

よく見ると、あっちこっちに水が大量に流れたような跡がありました。

少し前に振った雨のせいで土が固まって、余計に道のコンディションが悪くなっていたのかもしれません。




そう・・・今年は結構雨が降りました。(おかげであっちこっちで土砂崩れが・・・)

カラカラの大地のはずなのに、なぜか妙にみどりみどり・・・

にょこにょこ植物が生えていて、不毛の地らしからぬ光景が広がっていました。




お尻が砂利道に慣れてへっちゃらになったころ、ようやく「Sand Dune」に到着。




私&家主さん:「おおおおおおおおおおおおおおおおお」




通りすがりの誰かが「ぽこ」っと砂山を置いていったかのように見える・・・

違和感全開の砂漠が、目の前に広がっていました。



家主さんいわく、


「お子様ランチにのってるプリンみたいだ」




・・・・・・・・本当にそんな感じです。

なんでここに砂がたまっちゃったのかな・・・

合成写真を見ている気分でした。



少し「ほぇ~」っと砂漠を眺めた後、とりあえず登ってみようということで、もそもそ歩き始めました。

始めました・・・が・・・


サラサラの砂に挑んだ瞬間、中学の剣道部の合宿で砂浜を走らされた思い出がよみがえりました。



足・・・取られまくり。

体力・・・がしがし削られまくり。

水分・・・うばわれて体スカスカ・・・



この時、Death Valleyに入ってから始まっていた軽い脱水症状と熱射病がピークに達していて、

頭痛とめまいでふらふらになっていました。
時々視界が妙に白くなったりちかちかしたり・・・



でも、目の前には砂漠がどっしり。




スプライト


スプライトを上手く撮るためにカメラを地面において撮影。

おかげで急斜面っぷりがわからなくなってしまいましたT-T


すばらしく急斜面だけど・・・ここを越えたら・・・もっとすごい景色が・・・



この時点ですでに、思考回路は完全にショートしていた様で・・・

まともな判断力があるはずもなく、体調もピークを超えかけ。

もう、後は「ぱたんきゅ~」となってしまってもいいかなと思ってがんばりました。

この時使ったのは、非常用の体力だったのかもしれません。



そして、やっと砂漠の頂上にたどりつきました。

山の上にまたがって、記念の一枚。




頂上





死ぬ気で登った私たちへのご褒美↑
熱射病もこの時はふっとんでいました。



しかし、もうこれ以上はほんとに限界だったようです。

砂漠の向こう側が影だったので、そっちにずりずりと少し降りて休憩。



砂漠の頂上



家主さんはがんばって、一番高いところまで登っていきました。



家主さんが頂上から戻ってきた後は、

しばらく、二人で砂漠の天辺でぼーーーーっとしながら景色を眺めました。



こんなすごいところがあるんだなぁ・・・。

言葉では言い表せないものをまた一つ知りました。




と、少しずつ日が傾いてきたので、重い腰を上げて砂漠を後に。




帰り道↓


帰り道



行きは「きついなぁ」と登っていくだけでよかったのですが・・・

く・・・下りが相当大変でした。


家主さんは「どうせこけても痛くないから」とさくさく歩いていくのですが、

私は足がすくんでしまい、のろのろふらふらずるずる・・・


情けないくらいへっぴり腰で、半泣きになりながら下っていきました。





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それから・・・先の記憶があんまりありません。

体調を完全に壊してしまって、ほとんど意識を失うに近い感じで眠ってしまいました。

何度か目が覚めたのですが、脱水症状から来るひどい脱力感であまり動くこともできず・・・




ただ・・・


高速道路から見えたラスベガスの夜景に、きゃあきゃあ喜んだ記憶は・・・おぼろげにあります。


しかし、非常用の体力をここで使い切ってしまったようで、後は泊まれるところを適当に

家主さんが見つけて、私は自分の体を引きずってベットに飛び込むのが精一杯でした。




おやすみなさい・・・


明日は少しでも体調が回復してるといいけど・・・と祈りながら眠りました。




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ちなみにDeath Valleyの名前の由来ですが、ゴールドラッシュ時代に金を掘り当てようと

金鉱を探していた人たちがこの谷に足を踏み入れ、暑さにやられて死んでしまった・・・

というシャレにならないエピソードから来ているそうです。



死ぬよね・・・

ほんとにそう思います。


時速120km以上出しているのに、窓から入ってくるのは熱風。

地獄としか言いようがありませんでした。




あいたたたたた

三日間の大旅行のことを書こうと思ったのに・・・


今日、またLAまで買いだしに行ってしまいました。

プチ旅行をしてしまった・・・


とりあえず忘れないうちに、プチのほうからアップしたいと思います。



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今日もまた家主さんの突発的な


「どっか行くか?来週から(家主さんは)学校始まるし」


発言により、お出かけが決定。



行き先は私のリクエストにより、サンタモニカ になりました。




家からFreeway 101 South にのって、途中で 405 South に乗り換え、もう一回 10 West にのりかえる・・・

というのが地図上での最短コースのように思えたのですが、(詳しくはGoogle のマップで)

家主さんは405のサンタモニカのExitで下りて、そのままうねうね走ったため、どこをどう行ったのかさっぱり・・・

気がついたら、見覚えのある景色がちらほら・・・




おおおおおおおおおお・・・着いたのね・・・




馬鹿だけでなく方向音痴にもつける薬はないようです。



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今日のサンタモニカは、意味不明に混んでいました。

混んでいた理由が「土曜日だから」「昼間だから」・・・だけではないような気がするほど・・・




家主さんも人の群れを見た瞬間、



うわっ・・・なんだあれ



と驚いた声を出したほど。



Pearのほうはもう、うじゃうじゃうじゃうじゃ・・・

Parking Lotもいっぱいいっぱいで、警察官が道に立って指示するほど。

そしてその指示に従っていたら、いつまでたっても駐車場に入れず・・・

20分くらいは街をぐるぐるしていたと思います(やれやれ・・・)。



やっと車を駐車して、ちょっとよろよろしながら何か食べようと向かった先は、

チェーン店じゃなさそうなバーガー屋さん。


そこでビーフステーキとピーマンがいっぱい入ったサンドイッチを食べました。

家主さんお勧めのお店だったので、おいしいのはあたりまえ。

いっしょについてきたフライドポテトは太めで揚げたてのカリカリ。

これもおいしくて、がつがつ食べてしまいました。


ちなみに、このお店の出入り口に Cuba Gooding Jr. の写真とサインが飾ってありました。

うーん・・・一度来ただけなのか御用達なのかは不明です。



 

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お腹がいっぱいになったので、食後の運動がてらPearをお散歩。

軽く周って、そのままストリートパフォーマンスをやっている3rd Streetに向かいました。


恐竜の口からばさばさ水が流れるオブジェたちを横目に歩いていけば、あっさり見つかる人だかり。



おー・・・やってるのかなぁ・・・



ぽてぽてと近づいていくと、黒人の怖そうなおじちゃん(お兄ちゃん?)が人を集めているところでした。

なにやら面白いことを言ってみんなを笑わせながら、なぜか人の輪が四角くなるようにみんなを誘導。




ああ・・・家主さんが強引に引っ張られていっちゃった・・・

もちろん、手をつないでいた私も一緒に振り回されて、よろよろ・・・




気がつけば、私たちがいるのは人ごみの最前列。


まあ・・・よく見えるからいいかなぁ・・・と思っていた私は、すばらしくお間抜けさんでした。



最初のパフォーマンスが始まるかな?と思ったとき、


「I need some volunteers 」


パフォーマンスをする黒人のおじちゃんが言いました。


Someっていうことは何人かだよね?と思っていたら・・・



だっだっだっだっ・・・



あっというまに拉致られました・・・私。

このとき家主さんは「あ、取られた」と思ったそうです。



しくしくしく・・・



それから、私以外にもアメリカ人、黒人、メキシコ人の女の人が拉致られ、輪の中心へ・・・



ええ・・・もう、大パニックです。

おまけに見ている人たちの中には、あきらかに観光客っぽい日本人がいたし・・・




どうしよう・・・と泣きそうになっていたら、アメリカ人の女の人が最初の生贄に。



パフォーマーの人が踊るように踊らされて、でも・・・さすがはアメリカ人。

ノリがいいから、ぶっつけ本番でも余裕でこなしていました。





ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇ・・・・


無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理




しかし、踊ることが無理だろうがなんだろうが、この状況から逃げ出すほうがますます


不可能だということもまた明白でした。




そして、私の番・・・。



あ・・・魂がふよふよ体から出て行っちゃった・・・。




もう、腹をくくったら何も怖くありませんでした。

なにやら空手とボクシングをミックスしたような踊りをさせられたような気もしますが・・・

とりあえず・・・終わってみれば「楽しかった」と思えたので、





いい思い出をありがとう。


パフォーマーのおっちゃんに感謝です。




さてさて、それからお客さんを巻き込んだパフォーマンスをもう一つしたあと、


マイケルジャクソンのあの有名なすべるような動き+ムーンウォークならぬムーン走りを披露して


拍手喝さいの中、パフォーマンスは終わりました。




うーん・・・なかなか面白かった。


今まで3回サンタモニカに来ましたが、今回が一番楽しかったように思えます。




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ふと気がつけば、7時過ぎ。



はっ!!!


スーパーが閉まる!!



閉店30分前にサンタモニカのMitsuwaに滑り込み、なんとか買出し終了。


それから、最近すっかり御用達のソーテルキッチンSawtelle Kitchen)

ヒレカツと貝のスパゲッティーを食べて帰路へ。




特にひどい渋滞もなく(とくに誰もこの時間事故を起こしていなかったみたいで・・・)


スムーズに家まで帰ることができました。





今回は、いつもの買出しと違ってプチ観光ができたので大満足でした。


LAは都会過ぎて苦手だけど、旅行するだけならいい場所かもしれないなぁ・・・と思います。






最終的に決まった予定

いきなり決まってしまった今回の旅行。

結局こうなりました。




1日目

家 → Death Valley 国立公園 → ラスベガス


2日目

ラスベガスをぐるぐる・・・ 


3日目

ラスベガス → グランドキャニオン → 家




どこのホテルにするか悩んだ挙句、


「もう、どこでもいいや」


ということで・・・予約もなしに出発してしまいました。




話しのきっかけとなった「ふりま」ですが・・・

まあ、行かなくてもいいかということで今回は行きませんでした。





ちょっと、長くなりそうなので、3つに分割して書いていきたいと思います。





すごく遠いよ~

昨日、家主さんが帰宅したのが5amだったため、目が覚めるとお昼の2時でした。

それから、軽くパンを食べてのほほんとした後、

家主さんはインターネットで、私は新聞で今日のニュースをチェック。



なんか、触覚に引っかかる?記事がなかったので、ちょっとがっかり。



ちょっと、面白かったのは・・・ セルビア(旧ユーゴスラビアの一共和国)で起きた「カエルの雨」。

ストームによる強風が何千匹もの小さなカエルを空に巻き上げ、75mile離れた場所まで運んでしまったとのこと。

目撃者のコメントは



「雨の代わりにカエルが降ってきた。」



うーん・・・びっくり。

1ヶ月ほど前にあったドイツでのカエル大量死を思い出しました。





ちなみに「カエルの雨」事件に対する家主さんのコメントは、


「カエルに生まれ変わったら、ヨーロッパに行くのはやめよう」




日本で生まれたら、ヨーロッパに行くのは難しいし・・・

ヨーロッパで生まれたら、今度はそこから離れるのも難しいと思うよ・・・




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それからしばらく新聞を斜め読みしていると、フリーマーケットの記事が目に留まりました。



ん・・・?

ふりまって・・・FREE Market じゃなくて FLEA Marketと書くの?

知らなかった・・・




私「ねーねー、これってふりまだよね?」

家主さん「あー?ああ・・・、でもどこでやってるやつかわかんないなぁ・・・」




私たちが行くふりまは、Roseballの駐車場でやっているのですが・・・

毎月第二日曜日というあいまいな時期にオープンするので、かなりの確立でミスってます。




しかし、今回は運良く・・・



家主さん「ん・・・第二日曜って明日だなぁ・・・」

私「あー・・・ほんとだぁ・・・」






家主さん「行くか?」





おおおおおおおおおおおおおおおおお・・・

いきなり明日の予定が決まってしまいました。






私「うん!!」


家主さん「ん~・・・、んで帰りにグランドキャニオンに寄ってくか」





私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」












ぐらんどきゃにおんですか?


ぐらんどきゃにおんって、名前は聞いたことあるけど・・・


ぐらんどきゃにおんってあの岩がごつごつしたすごいところで・・・


ぐらんどきゃにおんって・・・・






私「えー・・・日帰りで?」


家主さん「いや、それは無理。日帰りなら、グランドキャニオンに直行しないと・・・」






日帰りできるんですか?????


日帰りでぐらんどきゃにおんってどういうことですか??






未だに、家主さんの距離感が・・・よくわかりません。

特に、私がずーっと車なしのバス生活をしていたせいもあるとは思いますが・・・




Roseball(LA付近)から、ラスベガスより東のぐらんどきゃにおんに寄っていこうって・・・


「ちょっと寄り道~」という感覚で言われても・・・








とりあえず、そのまま話はあいまいに終わってしまったので、明日行くかどうかはわかりませんが・・・




ぐらんどきゃにおんまで・・・大体7時間以上かかるよ・・・

ここからサンフランシスコ(7~8時間)まで行っちゃうよ。

サンディエゴ(5時間)より遠いよ。





家主さんは車の運転が大好きなので、遠距離もへっちゃらみたいですが・・・


それにしても遠いよ~












家主さんにはいつも驚かされてばっかりです。


しくしくしく・・・



今回は北に上ってみました。

あらら・・・

そういえば、LA以外に行った時のことを全然書いていない・・・



家主さんみたいに、州を越えて(思いっきり内陸までとか・・・)、国も超えて(カナダまで)

車でどこまでも行っちゃうほどではありませんが・・・



これでも、ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどの超名所から、

誰も知らない身近で不思議な場所まで・・・

こつこつ開拓してましたね・・・そういえば・・・(わすれてた・・・)



また、時間をかけて書いていこうかなぁ・・・






ではでは、手始めに昨日取った一枚をご紹介。


山から海  





あああああああああ・・・

携帯のデジカメ(SO505i)で取ったから、やはり画像が荒い・・・T-T



本当は、写真をいじろうと思ったんです。

でも、やっぱりそのままで・・・



おととい(水曜日)、家主さんが「どこか行こうか?」と毎度おなじみのせりふを突発的に言ったので、

もう慣れてきていた私は「今回は北のほうに行きたい」と即答できました。


いつもLAやお店が充実している南にばっかり行っていたので、

近くて誰も気付かない不思議な場所を開拓しよう!と思ったのです。



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木曜日の午後2時40分。

Freeway101(North)にのって、さあ出発!!

二人で「遅っ」って言いながら、変な時間に家を出ました・・・。



今回の目的地は、Santa MariaにあるArby's というファーストフード。

「わざわざファーストフード食べに2時間もかけて行くなんて・・・」と、私たちも思いました。

でも、なにか目的がないと走りにくいかな?ということで・・・

このあたり、行き当たりばったりでプランがプランになっていません。



いいんです。プチ旅行ですから。

もう、かなり適当です。





高速を走り始めてすぐに、海が見えてきました。

なんか、あれ・・・?



「すっごい青いよね?」



ええ・・・意味不明に真っ青です。

ネイヴィーブルーと言っても過言ではないくらい・・・




そして、Freewayの看板に「・・・・ビーチ」の文字を発見。



Option1:このままがんばってSanta Mariaまで走っていく(当初のプラン)
Option2:ちょっとだけビーチに寄り道
Option3:もう、適当に行けばいいじゃん




とりあえず、この段階ではOption2でした。


Freewayを下りて、ビーチへまっしぐら。

・・・・・・・・・・やっぱり・・・・・・・・

沖で石油掘っているから、近くで見ると水はそんなにきれいではないのですが・・・

遠くのほうは、真っ青で太陽の光をきらきら反射して・・・

とってもきれいでした。



寄り道ビーチ


全然きれいに取れてない・・・・T-T

でも、高知の桂浜っぽい?と思ったのは内緒です。




それから、しばらくそのあたりを散歩した後、やはりある程度角度がないと、

海がきれいに見えないだろう・・・ということで・・・



車に戻り、近くの丘に登れそうな道を探し始めました。






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数分後・・・・
とある標識を発見。


家主さん「んん?7mile先がストームのせいで崩れて封鎖されてるみたいだな。」


私「あらら・・・そうなんだぁ・・・」



さも「ふうん・・・そう」と興味なさそうな返事をしながら、内心かなり冷や汗だらだらでした。

過去に、こういう「普通には通れないよ」系列の道を発見すると・・・

ほぼ、95%の確立で家主さんはそっちに行きました。

嬉々とした表情で運転する誰かさんの隣で、ぎゃあぎゃあ悲鳴を上げた記憶が・・・

なんだか切ないです・・・。




そして今回も・・・予想違わず・・・


家主さん「そぉぉぉぉんなこと書いてると行きたくなっちゃうなぁぁぁぁ♪」



そんなこと思うのは家主さんだけだよ・・・

私は、密かにため息をつきました。


ここで、

Option3:もう、適当に行けばいいじゃん

・・・・これに切り替わったのは言うまでもありません。





そんなこんなで、山道をぐるぐる登って行って・・・

閉鎖されてるところまであと2mileの地点。



もう、車の窓から見える景色は最高でした。



何箇所か止まって、写真を撮りましたが、冒頭で出したあれが、今回のベストショットです。




本当は、ずっと海側にある土色の丘に行く予定だったのですが・・・

少々登りすぎたようです。

しかし・・・まあ、怪我の功名・・・と言いましょうか。


かなり、キレイな景色をながめることができて、

コンディションがあまりよろしくない、狭い道をがつがつ登って来たかいがあったと思います。



家主さんの運転が上手でよかった・・・



おかげで、少ししか車酔いになりませんでした。




ここからもう少し登ったあたりで、家主さんも満足したようで・・・

そこからまた急な下りをがつがつ降りて行って、Freewayに戻りました。




アメリカの道路は、日本と比べて「なんてぼこぼこしてきたないんだろう」と思っていたのに・・・

なめらかな道路ってすてき・・・

普通の道に戻った瞬間、そう思ってしまった自分に涙。




それから、Highway1に乗り換えて、目的地のArby'sへ。

ファーストフードなのに、肝心のバーガーが見当たらず、メキシカン料理など

他のメニューが異常に充実していて、二人で「何頼もうか・・・」と少しわたわたしました。



ま、無難なところで・・・ということで、家主さんはターキーサンドウィッチ。

私は、BLTのWrapを頼みました。(ベーコンとレタスとトマトをトルティヤの皮で包んだもの)


やっぱり、ベーコンが塩辛かったです・・・T-T

家主さんのサンドウィッチは「野菜入れて」と言ったのに「ターキー」しか入っていなかったり・・・


でも、皮付きのフライドポテトがおいしかったので満足です(単純・・・)。







それからは、のーんびり来た道を引き返して、帰りました。


家についてから「ありがとー&運転お疲れ様です。」の気持ちをこめて、家主さんの背中をマッサージ。




今回のプチ旅行も、大成功でした!!



アシカがビーチまで持って来たのは・・・

妙なタイトルをつけてしまいましたが・・・

最近、新聞を読んでも何もこっちに書いていなかったので、ローカルネタを

英語力の限界を無視して、がんばって紹介したいと思います。





6月10日の一面に掲載されていたのは、

ドーモイ酸に犯されたアシカを捕獲する様子が取られた写真でした。





SeaLion  






ドーモイ酸というのは、藻類が毒化してできる海洋性自然毒の一種で、

これを含んだプランクトンを甲殻類・貝類が摂取し、それを魚が食べたりしているうちに、

食物連鎖を通して猛毒が海洋生物全体に拡がっていく・・・そうです。(According to...

ネットで調べると、貝毒の一種と説明しているところが多かったですね。



新聞によると、

「症状は、激しい腹痛、けいれん、ひきつけなど。

脳の中枢神経にダメージを与えるため、死に至る恐れが大いにあり。」

と書いています。

ただ、このような症状が出るのは哺乳類限定・・・のように書かれています。

魚とか哺乳類以外の生物に、どのような影響を与えるのかはちょっと・・わかりません。




アシカの場合、毒をこのような経路でゲットしてしまったようです。


アシカ ← サーディンやアンチョビ ← ドーモイ酸を作る藻類(Pseudontizschia Australis)




アンチョビですか!!!

サーディンってイワシだっけ????(←無知)

おおおおお・・・怖いなぁ・・・・

自分の口に入る可能性のあるものが毒をもっているかもしれない・・・

考えただけで・・・ぞっとします・・・。

ますます魚嫌いが悪化しそうだなぁ・・・




私が住んでいるこのあたりで、2002年から2003年の間、

ドーモイ酸の毒にやられてしまって、ふらふらしてたところを発見されたアシカは、

・・・なんと1匹しかいなかったそうです。

ところが、この月曜日から木曜日の間に、21匹ものアシカが治療のために捕獲されたとのこと。



アシカだけでなく、クジラ、トド、イルカ、ペリカン、その他鳥類なども

ドーモイ酸の毒により弱っているのが発見されたケースは過去にあるそうですが、

今年はどうなのか、今の段階ではわからないそうです。


ちなみに、ドーモイ酸は1998年に始めて発見され、それからいろいろ研究はされているのですが、

かなり謎だらけのようです。









うぉぉぉぉ・・・海関係のサイトをばしばし渡り歩いて訳したぞぉぉぉぉ・・・

・・・おもしろいけど、疲れる・・・




アシカ・・・早く元気になるといいなぁ・・・



All The Things They Said...

私の長いようであっという間だった留学生活。(今は、妙な形でこっちにいますが・・・)

そこで出会った人たちは、もう数え切れないほど。



名前を覚える間も与えぬまま風のように消えていった人。

名前を覚えたころに、飛び立っていった人。

名前を覚えて、しばらく一緒にいたけど、日本に帰っていった人。

名前を覚えて、仲良くなって、離れた今でも連絡を取っている人。



こんな人がいた・・・と具体的にあげようかと思ったのですが・・・

どの人も、私にたくさんの言葉と思い出を残していってくれたので、甲乙つけがたく・・・

選ぶことができそうにないので、私が彼らに触れて感じたことを書くことにします。




私は香川県出身なので、四国、中国、関西エリア以外の人と知り合う機会が、

ほとんどない環境で育ちました。


そんな18年間の生活の後、いきなりアメリカに飛んでしまったので・・・

他国の人にどう接したらいいのか戸惑ったのは当然のことですが・・・

本当に一番大変だったのは、同じ日本から来た人たちとのコミュニケーションでした。



やはり、東京エリアからの人が大半を占め、神奈川、千葉・・・関西なら大阪・・・など・・・

都会の人たちがほとんどの集団の中、とっても孤独でした。



他の国の人たちは、違いが大きすぎるので理解し合うのはそれなりの努力が必要だと・・・

双方がかまえている所があるので、少々考えの行き違いが合っても


「まあ・・・文化の違いがあるからね・・・」


という伝家の宝刀を出して、さらっとかわすことができたのですが・・・




同じ日本人同士というのは、違いが見えにくい部分があり・・・

お互いが「常識だ」と思っていることが通じないと、すごくいらいらしたり・・・

年が若いというのも原因の一つかもしれませんが、

やはり考え方についていけないと思うことがしばしばありました。



正直、東京方面の人たちの考えることは、未だにあまりわかりません。

そういう考え方もあるのかな・・・と思って、さらっと付き合う感じになってしまいます。

やはり、一番仲良くなるのは関西エリアの人・・・ですね。



その反面、北は北海道から南は沖縄まで・・・

幅広く友達ができて、彼らがどのような所でどんなふうに生きてきて、どんな考え方をするのかを聞き、

自分が持っていた固定概念をいくつかぶち壊すことに成功したのは、大きな成果だったと思います。




人に会うたびに、十人十色の言葉の意味を何度もかみ締めました。

良い人、悪い人・・・好きな人・・・嫌いな人・・・・ではなく・・・

私は人を

「自分の価値観を共有したいと思うか、思わないか」

で、合う合わないを判断している・・・ということに気付きました。


出会った人々が鏡となり、今まで見えなかった自分自身が頭の中にはっきりと映し出された時、

「アイデンティティというものは他者が自分をどう見るかを意識することによって形成される」

この言葉の意味を、少し理解できた気がします。




「たくさんの人に出会って、その人たちを理解しようとする。

 それが自分をおおらかな人間に成長させるのよ。」

母が、人嫌いになりかけていた私に言った言葉です。

少しだけですが、その意味を理解できるようになりました。

自分をずたずたにしてくれた人はたくさんいますが・・・

彼らの存在のおかげで成長した部分は確かにあるのだと・・・

認める余裕が出てきました。





留学して、たくさんのすばらしい人たちに出会えたことは、もしかすると私自身の人徳のせいかもしれません。

運が良かったかな・・・と思わずにはいられません。

自分自身の性格もそれなりに左右しているのかもしれませんが、

やはり、自分の周りで人に恵まれず、大きなトラブルに巻き込まれて、泣く泣く日本に帰った人を知っているので・・・

運の良い悪いはあるのではないかと・・・思います。




もし、これから留学する人がこれを読んでいるのなら・・・




たくさん、思い出を作ってください。

全力で日々を駆け抜けてください。

でも、時々は休憩をして・・・のんびりとお茶でも飲みながら・・・



そして、たくさんの人に出会ってください。




日本にいるとき、私は周りにいる人たちを自分の「先生」だと思っていました。

そして、こっちに来て出会った人々も、私にたくさんのことを教えてくれる「先生」でした。



友達になった人も、知り合いになった大学の研究員の人たちも、そして出会って別れた恋人たちも・・・



何もできなくて、箱入りで天邪鬼で、弱虫で泣き虫だった私を支え、一緒に歩いてくれました。

たくさんの言葉と、彼ら自身の行動で、



幸せの探し方を教えてくれました。









私にとって留学は、自分探しの旅でした。

今も・・・それは続いています。




これから留学する方へ。




Welcome Aboard.



I hope You have great experiences that make you feel so deep and warm.

You will see so many things that words can't explain.




気分転換!!

うううううううううううううううううううううううううう・・・


気分転換しようと思って、歌を歌っていたら、

家主さんがお勉強を始めてしまったので・・・

邪魔をしてはいけないと思って、少し沈黙。


うーん・・・


それなら、口笛の練習をしようかな・・・


・・・・・・・・・・・・・どうせ空気がすぱすぱ出て行くだけで、音なんてならないし・・・・・





とーこーろーが・・・


口を尖らせて、がんばっている私を見て、

目の前でいやらしげに、口笛を吹き始めた人が一人。

・・・いぢめっこモードの家主さんが一匹・・・



今、かけているEnergy Flowをそのまま口笛バージョンにして・・・

うーつーくーしーーーーー音色を披露しながら酔いしれています。




うきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・


なぐるぞぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・







・・・・そういえば・・・・


おとといくらいに、手笛の話になって・・・

ぐぐって手笛の仕方を説明しているサイトを探し当て・・・



三日で手笛ができる方法・・・というサイトだったのですが・・・



すぱー・・・すぱすぱ・・・・

ふしゅーーーーーーーーー・・・・

ふしゅっ・・・ぴぃ~・・・?



↑このような感じで・・・

30分もしないうちに、家主さんは手笛をゲットしてしまいました。
























それに引き換え・・・




20年以上たってもまだ、口笛ふけない私・・・。






うわぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁん・・・



えーんえーん・・・

これからのことについて、ちょっとカウンセラーに相談したら、

親身になってくれて、思わず泣いてしまいました。

ああ・・・情けない・・・



私、すぐ泣くんです。よく泣くんです。意味もなく泣くときもあるくらいに・・・

タイタニックは、もちろん号泣。

普段全然泣かない友達が、つられて泣いてしまったほど、ひどい泣きっぷりだったそうです。

アルマゲドンは何度見ても、展開を知っていてもやっぱりお約束のように泣くし・・・

A Walk To Remember  は、映画館で見てたのもお構いなしに涙が止まらなくなって、

周りにいた人たちみんなが心配して声をかけてくれました。

よけいに泣いちゃうから!!!



日本だったら、冷たい視線を浴びてすぐに涙がストップしたのに・・・

と、心の中で思ったのは秘密です。



これから本当にどうしよう・・・。

どうしよう・・・と思いながら、だんだんなげやりになってきています。



でも、私の異変を察知したのか、友達が心配だと・・・メールを送ってきたり、

チャットで話しかけてくれたり・・・


ブログでコメントいただいたり・・・





もう少し、がんばってみようと思います。

あきらめずに、できる限りのことをして、それでもだめだったら・・・

また、その時しっかり落ち込んで、それからいろいろ考えようと思います。





うううう・・・・頭弱いけど・・・


がんばるぞ!!



ああ・・・また下り坂になってきた・・・

また、悩みの波がやってきました。

もう、自分が何をしたいのかさっぱりわかりません・・・やれやれ・・・



別に、自分の人生が終わるわけでもないし・・・

そんな、ショック受けて凹むほどのことでもないはずなのに・・・



死にそうです・・・。



いや、飛び降りそうとかそういう意味ではなく、ただ・・・そう思います。







どこまで、馬鹿なことを繰り返せば気がすむのだろう。

・・・頭弱いって、ほんとにだめですね。



今の私の状況とか、家主さんに相談できません。

もう、あほだのばかだの・・・なんでそんなことするんだ・・・だの・・・言われそうです。

いっぱい、つっこみどころがあるから・・・

もう・・・今、泣きそうなのに、これ以上何も聞けません。




いっぱいいっぱいです。




遠距離になってでも、付き合っていたいなんて、死んでも言えません。

遠距離なんてしたくないけど、それでもやっぱり好きだからあきらめられないとか・・・

とても、言えません。

きっと、私が「別れよう」と言えば、あの人は「それが一番いいなら」って言うのでしょうから。



あっさり・・・終わるんだろうな・・・



すごく、ぎりぎりのところでまだ・・・

どうにかして、そばにいようともがいている自分が悲しいです。

別に、私以外にいくらでも良い人がいるんだから・・・

さっさと身を引いたらいいのに・・・

どうして、こういう時に自分の幸せを優先してしまうのだろう・・・。





ただ、そばにいたいから…必死で今・・・何とかしようとしていて・・・

それが良いか悪いかなんて、本当は関係ないのだろうけど・・・



誰にも言えない。



私が本当に願うことは、あの人のそばにいて、そして自分の好きなことをする・・・。

それが、私にとっての本当の幸せだって・・・





でも・・・













もう、さっさと帰ったほうが良さそう・・・かなぁ・・・